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遠隔で味覚をお客さんに拡散

阿夫利神社旅介(たびすけ)のオンラインツアー「【大山阿夫利神社】アキラ100%とオンライン参拝!(アーカイブはこちら)」のプレゼントコーナーに水野杜氏が出演しました。
私はプロデューサー気取りでノコノコついて行っただけですが、「ノコノコ」って可愛い響きですね。ノコノコ。

 

旅介とは:東京トラベルパートナーズのサービス。「旅行が介護施設にやってくる」を合言葉に、介護施設に入居されている方々向けに介護タクシーを利用した少人数での旅行を提供するサービスです。(旅介ウェブサイト)


コロナ禍で躍進しているのがオンラインツアーの「旅介オンライン」です。旅介は本来「全ての行程を車椅子で移動できる」ことをうたい文句にしています。ただ国内の景勝地は急坂や階段のあるところも多いので、これまではそういう場所はあきらめていました。

しかしオンラインツアーであれば、案内人(出演者)がふうふう言いながら坂を上ることで視聴者も施設にいながらにして疑似体験ができます。そういう意味ではコロナ禍が介護旅行のサービスを発展させたと言えそうです。
フランス観光開発機構の協力得た、ベルサイユ宮殿を貸し切ったオンラインツアー(VELTRAと共催)では1万人以上の視聴者を集めました。



今回の阿夫利神社参拝ツアーには着いて行っただけですが、実はこのツアーの立ち上げ時期(1年ほど前)に少し配信を手伝ったことがあります。その時の「アキラ100%と行く 鎌倉・長谷寺 あじさい路アーカイブはこちら)」もアキラさんのご案内だったので、個人的に感慨深いものがありました。

当時は配信法など全てが未知の領域で、電波のつかみ方(移動しながらなので不安定になることが多い)や遅延(1分近くあった)の問題をどう解決するか、東京トラベルパートナーズの栗原社長やスタッフの皆さんと一緒にかなり悩んだものでしたが、今回久しぶりに参加して、問題の解決の仕方が洗練されているのに感心しました。ツアーに参加される介護施設も順調に増えているそうです。


当時の自分用メモ。

経験のなかった「生配信」の緊張感は強烈なもので、前日は「ちゃんと繋がるだろうか」「サーバーは落ちないだろうか」「アキラさんがカメラの前で脱ぎ始めたらどうしよう」など、全く眠れなかったことを思い出します。

あれ以来、テレビで「生中継」「LIVE」のテロップを見るたびに緊張して冷や汗が出る体質になってしまいました。
特に大勢の人が入れ替わり立ち替わりで出演する生番組など、あんなに淀みなく進行させるというのはまさに神の業であろうという思いもあり、昨年の「紅白歌合戦」ではテレビに向かって賽銭を投げてしまいました。そんなわけないだろうと思われますか?そんなわけないですよ(笑)。


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話がそれましたが、久しぶりに行った大山阿夫利神社の下社は、好天にも恵まれ空気も澄んで、大変気持ちのいい一日となりました。

鎌倉や江ノ島まで見渡せる下社からの眺望はいつも素晴らしいです。ミシュランガイドで2つ星を取るだけのことはあります。
プレゼントコーナーで、コンテストで受賞したお酒や酒粕の提供をさせていただきました。

水野杜氏が説明しているときに視聴者からのコメントを読ませてもらいましたが、「日本酒大好き」「飲みたい!」「応募します!」、とかなり喜んでいただけたようでほっとしました。

吉川醸造の動画の一部を撮影された大山阿夫利神社の目黒権禰宜や、伊勢原市観光協会の志村さんとも久しぶりにお話ができて、とても有意義な時間でした。

撮影後、アキラ100%さんが蔵に寄られました。疲れを微塵も感じさせず、蔵のみんなに明るさ・楽しさを届けていただいて、ありがとうございました!
本名の大橋彰名義で出演された映画「こはく」が素晴らしかったという感想を直接伝えられたのが個人的な収穫でした。


介護施設でお酒をそのまま楽しんでいただくというのはなかなか難しいのですが、酒粕を使った料理や、超低アルコールの日本酒の開発など、我々が挑戦すべきことも多々あると思っています。


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どうなんでしょう、、いつになく感じのいいブログで終わってしまいそうなので、多少変なテンションで追加しておきますね。

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オンラインツアーをやるとなったときに、どうすれば「実際に旅行している気分」に近づけることができるかを議論しました。あまりしゃべると栗原社長に怒られそうなのでキーワードだけ書きますと、「同時性」「双方向性」「五感への訴求」あたりをどう担保するかが重要だろうという話になりました。

「同時性」「双方向性」については、5Gの普及が進んでいない現時点では出演者と視聴者の「会話」は難しいので、「チャット」や「クイズ」や「●●(社外秘)」を駆使すればある程度カバーすることができそうです。

「五感への訴求」としては、「視覚」「聴覚」は近年の通信機器の高画質化や高音質化で、受信側でかなりの再現性が得られるようになりました。


五感のうちなぜこの二つはオンラインで伝えやすいか。基本的にこれらの感覚は「発信側の数値(データ)化」→「受信側で再現」というフローが組みやすいのです。

視覚は(私の記憶が正しければこのブログで取り上げたように)光の三原色を調合して画素数を増やして高解像度化してエンコード/デコードして、、、で実際の見た目に近づけることが可能です。(個人的な感覚ですがOculusなどのVRヘッドセットでも、2Kを超えたあたりからかなり没入感⦅=現地にいる感⦆が強くなります)
また聴覚も、音をマイクで電気信号に変換し、さらにその電気信号をスピーカーやヘッドホンで再度音として戻してやることができます。


今になってみれば当然のような気もしますが、100年前の人類にとってはいずれも空想の世界だったはずです。

以下の絵は「百年後の日本」(「日本及日本人」という雑誌の増刊号で1920年刊行)からの引用です。
この予測(「芝居も寄席も居ながらにして見たり聴いたりできる」)は、百年待たずに達成することができました。人類の皆様、おめでとうございます!
今の目で見ると、それくらい予測できたんじゃない? と思われるかもしれませんが、他の未来予測がこんなの↓だったりするので。。

「日本医術の大進歩 義首の発明」  うーん。

残るは視覚・聴覚以外の感覚、つまり触覚・嗅覚・味覚ですが、これを遠く離れた人に送ることは、ちょっと考えただけでも難しそうです。

「手触り」「香り」「味」といった人のさまざまな感覚に訴える情報をネット越しに伝えることを「五感情報通信」といい、世界中で研究が進んでいますが、普及となるとまだ時間がかかるような気がします。

例えば嗅覚の通信は、香りの構成情報を信号化してそれを送信、受信側のデバイスのカートリッジにセットされている香りを受信者に噴霧するというものになりそうだということです。
しかし現実の全ての香りを再現するには40万種もの香りをカートリッジにセットしておかないといけない(色のように混ぜ合わせることができない?)そうで、やや気が遠くなる話ではあります。


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いずれにしても、まず実際のものをセンサー等で「数値化」「定量化」する過程は必須のはず。

「味(覚)」を数値化する、、、日本酒で言うと「甘い」「辛い」の感覚ですら「日本酒度」だけでははかりきれず、人によって感覚が異なるのに、やれ「すっきり」だ「ふくよか」だ「キレ」だ「コク」だ、一体どう数値化すればいいのか。。。?
逆に、これをうまく数値化できれば、日本酒の味を客観的にお客様に説明することができる道理になります。


偶然ですが、世界で初めて味認識装置の実用化に成功し、味覚センサーについて世界トップシェアの企業様が蔵の近くにあります。営業の方を蔵に招いてレクチャーをお願いしました。

非常に興味深いお話でした。というわけで来週に(たぶん)続きます。


GN


車窓と旅情。

Kid Francescoli - "Moon"