唎酒師のおすすめペアリングシリーズ 【大山豆腐×日本酒】
<材料>
- 大山豆腐
- なめ味噌(おから味噌)
- ねぎ少々
- 日本酒(吉川醸造の相模大山純米酒もしくは純米生原酒)
満を持して「大山豆腐」の登場です。「大山と言えば、吉川の酒」と言いたいところですが、「大山と言えば、豆腐料理」というのが定番となっています。
大山に豆腐料理が広まったわけは、、、
「参詣者に供給する大量の食糧を保存しておく設備などがないため、井戸水などの冷水につけて保存できる豆腐などは、最適の食糧であったこと。」
「豆腐の製造と保存に適した霊峰大山の良質の水が使われたこと。」
「江戸の発展と共に大幅に参拝者が増えていったこと。」
「豆腐が修験者や僧職経験者が食べ慣れた精進料理だったこと。」
「大山の御師たちが配札や祈祷、日侍行事などを行い、謝礼として受け取り集められた大豆などの豊富な原材料が大山に集中したこと。」
など、多くの要因が複合し、高品質の豆腐が大山に生み出され、さらに育っていったために「大山の名物=豆腐」という図式ができあがったそうです。(伊勢原市観光協会による)
さて、このペアリングのポイントは「なめ味噌」!
なめ味噌とは、調味料としての味噌ではなく、そのまま食品として食べる味噌のことで、この場合は豆腐のおからを使った製品です。
甘くてピリっと辛いなめ味噌、大山豆腐(にがり100%の絹ごし)との相性はもちろんですが、この辛みが日本酒と合うことと言ったら…!
唎酒師コメント:言葉はいりません。お試し下さい。
TT